地震前兆の目撃報告が集まる掲示板

はなさん

> 先程少し長く『ゴー』っというか、『ボッー』という音がしていました。

ご報告ありがとうございます。

次回以降は「先程少し長く」と書かれた部分について、思い出せる範囲でよいので、なるだけ《定量的》、つまり
「具体的な日時」
「継続時間」
で表現できるよう工夫されると、蓄積される情報としての価値がさらに高まると思います。

「25秒か」「30秒か」といった、拾えないような細かな違いまでは必要ないと思いますが、
「少し長く」という《感覚的》な表現だけだと、人によって「数秒」だったり「数分」だったり、相当のブレ幅がありますので。

> 風の音かもしれません。

風の音の場合、音波を伝える媒体は「空気」であり、耳で聴こえるだけですが、地鳴りの場合、鼓膜で「音」として検出できる限界近い低周波音なので、その音波を伝える媒体は空気だけでなく「大地」およびその上に立つ「家屋」や「観測者自身」も含まれることになります。つまり、どちらかといえば「耳で聴く」というより「全身で感じる」ような感じになります。

> 一応、どんなことでも書き込もうと思って、書き込みますね。

ご自分が直接目撃された現象だけ、ありのままにご報告いただくことに関しては、おっしゃる通りです。一方、

> そう言えば地震前の夜は静かだそうです。

といった伝聞を啓蒙的に《情報発信する側》のスタンスが、

> 個人で信憑性を判断してはどうでしょう？

つまり

「《発信者》自身は右から左にリレーしただけで、その信憑性は吟味してない」

という前提なら、その出典を添えることをぜひご検討ください。

素性不明な伝聞だけを垂れ流し、《受信した側》は各自で信憑性を判断せよとは、その出典を自分で探し出してこい、または鵜呑みにしろ、と突き放しているのと同じことではないですか？

> カエルが鳴き止んでいる状態が一晩中続いていたら警戒したほうがよいのかと思っています。

具体的な防災行動を伴わずに「警戒する」と口にするだけなら、大切なご家族の身の安全確保には結びつきません。

「事前の避難」や「外出計画のキャンセル」などの具体的な防災行動を発動する／発動しない、の判定基準を自分なりにあらかじめ計画しておき、基準を超えたと判定した際は迷わず直ちに発動することが大切です。

宏観異常現象に真剣に向き合うつもりなら「警戒する」「気をつける」「用心する」など、「結局何もやらない」スローガンで「その気になったつもり」で終わらせるのでなく「自分の家族が具体的防災行動を発動する／しない」ための「判断基準の設定」という具体的行動とセットで考えることをお勧めします。

> 旦那は阪神淡路大震災の経験者で、地震の5秒ほど前に『ゴゴゴゴッ』という物凄い地鳴りを聞いたそうです。

それは、震源地で地震が発生した後、観察者のいる場所まで「主要動（S波。伝播速度が遅い）」が到達する前に、《秒レベル》の時間差で「初期微動（P波。伝播速度が速い）」の方が先に到着する、という時間差が原因で起きる現象です。最近は中学校の理科では教えなくなったのでしょうか。

緊急地震速報同様、地震発生後に起きることなので、地震前兆や宏観異常とは別の領域にある現象であり、同じ土俵の上で語るべきではありません。もし《分レベル》の時間が空くなら、それは初期微動ではなく、地震前兆や宏観異常側の領域の話になる、といった切り分けが可能になる、というのが冒頭の話を持ち出した理由です。

> 寝てるすぐ横の家具を抑えて助かったそうです。

家具が吹っ飛ぶほどの揺れではなかったのが幸いしたようですね。

このような危険な行動をとる人がいたのは阪神淡路大震災が最後、と願いたいです。私も当時大阪にいましたが、防災対策を全くやっていませんでしたので、寝ている布団や頭上にモノがたくさん落ちてきました。

あるいは、人々の頭から震災の記憶、貴重な体験が薄れてゆくと、そういう行動をしてしまう人がまた増えてくるのかもしれません。

> 地鳴りがしたら、家具の倒れないところに移動してください。

地震前兆や宏観異常に関心を抱くのは結構なことですが、家具が倒れないように固定しておくのが物事の順番ではないでしょうか。