地震前兆の目撃報告が集まる掲示板

>>38661 匿名希望さん

説明が中途半端で申し訳ありませんでした。
匿名希望さんのケース:

> 311以降、揺れる日が格段に多くなった地域に住んでいて、幼子をかかえ、毎回エレベーターを使わず長い階段を使

なら、その行動は「脱日常」に該当するのではないでしょうか。

ネットにあふれる前兆情報を、もし仮に全て受け入れてしまうとすれば

「365日24時間、警戒し続け」

という、なんの意味もない状況に陥ってしまいます。そうなってしまわないよう、匿名希望さんはおそらく

> 自分はこちらの掲示板などから前兆情報を頼りに、更にもう一段階の備えとして、エレベーターに乗るか我慢して階段を歩くかの判断をさせて頂きながらの生活をずっと送っています。

と判断される際、「情報をある基準で取捨選択」した結果から「脱日常」行為を発動するかどうかを判断し、もしそれが「ハズレ」だった場合には、その経験を今後の判断基準の見直しにフィードバックされているのではないでしょうか？意識的にか無意識的にか、は別として。

中には情報の取捨選択も判定基準もその場の直感次第、見直しのフィードバックは一切やらない、というポリシーの方もおられることでしょう。それも方法の一つとしてアリですが、この方法の場合なら、判断材料としてネットの前兆情報を使っても、サイコロやあみだくじ、占いを使っても最終的に「難を逃れられる確率」は同じです。

申し上げたいことは

・情報の質を見極めること
・自然界で発生する現象について「正常の範囲」と「異常の範囲」を知識として正しく持っておくこと

の大切さです。これは匿名希望さんのことではなく一般論ですが

・ネットにバラまかれた情報を吟味しない
・「自分の知っている範囲が正常」「自分の知らない範囲は異常」という誤った知識

からの脱却にどれだけ意識を向けるか、が《ただの気休め》で終わるか《防災行動》に結びつくか、の違いになります。

長いなりましたが、最後にひとつのエピソードをご紹介しておきます。

約900年昔に繰り広げられた、源平合戦の中のひとつに「水島の戦い」があります。

この戦いでは源氏が敗れましたが、平家との何の違いがその敗因となったか興味深い仮説があります（後の時代の創作、という説もありますが）。

時は流れて900年後の21世紀を生きる我々も、同じ轍を踏まないよう、この逸話から学ぶべきところがあるようです。

http:/
/sao.seesaa.net/s/article/271023147.html