地震前兆の目撃報告が集まる掲示板

>>29936 疑問さん

> 身近に出来ることをして、私は助かりたい。家族を守りたいよ。
> 私も地震雲はよく理解できないけど、雲見て地震がわかる可能性が数％でもあるのなら、家族の為に毎日でも空を見るよ。

地震に関する予備的防災行動の種類（レベル）は大きく分けて２通りありますが、疑問さんは普段どこまでの対策を実施しておられますか？

(A)前兆情報の有無に関わらず常に継続可能で、日常生活と両立可能な防災対策
(B)信頼できる前兆情報を受けて発動する、日常生活の中断が必要な防災対策

地震国日本に暮らす以上、誰しも(A)は常に必要です。しかし普段これをやっていない人が、たまたま目にした前兆情報で(A)の大切さを思い出すキッカケにできるから、そこに情報としての価値がある、みたいな投稿を見かけますが、こういう方は日常の(A)の防災意識が低すぎることを反省すべきです。

普段きちんと(A)の対策をしている前提で、掲示板に「投稿された報告」が命を救うのは(B)の発動です。(B)の具体的内容に思い至らず「気をつけます」「警戒します」「用心します」「可能性が数％でもある」と投稿する方がいらっしゃいますが、こういった意思表明だけで命が救われることは決してありません。掲示板に「投稿された報告」から得た情報で命を救えるための(B)の具体的内容は

「今日は通勤（通学／その他の行事予定）をやめて、自宅待機（または安全な場所へ避難）する」

といった「脱日常」的行為の発動です。こういった行動を数％の確度の予測情報を元に発動する、ということは20回発動したうち19回前後の空振りは我慢できるという意味になりますが、学校や仕事を休める日数にも限りがありますので、それなりの意識と覚悟が必要です。

この掲示板には、様々な地震前兆現象？が毎日のように投稿されますが、その全てを鵜呑みにして、命を救うための「脱日常」行為を毎日繰り返す訳にはいきませんから、投稿された情報を吟味して「脱日常」的な(B)の行為を発動するか／しないか、を判断するための、自分なりの根拠や判断基準を持つしかないのです。

(A)の一例：
・家具の転倒防止処置
・ローリングストックによる食料確保
・避難場所、避難経路、災害用伝言ダイヤルの使い方の確認
・職場に運動靴を装備
・機能優先の靴やカバンで通勤
・携帯電話常時満充電
・ガソリン常時満タン
・なるべくエレベーターを使わない