地震前兆の目撃報告が集まる掲示板

スレ主(´・ω・｀)さん

私は地震雲を否定する材料を持ち合わせていないため「否定はしない」ということを最初に申し上げておきますが、きちんと肯定できる材料にも出会えたことがありません。>>29886でシンゲンさんが紹介された

> どこかのサイトで写真集撮影中に断層型地震雲が撮影されたと誰かのブログに載ってました。写真付きでした。日にちは3月8日だそうです。

にしても、>>29889名無しさんが紹介された

> 観測された方は大勢います
> 東日本大震災 地震雲 と調べたら沢山でてきますし、
> Twitterなら、過去TL見れば一目瞭然じゃ、ないですかね？

にしても、これらの事例の中に《気象要因で発生した雲ではない》ことが確認されたケースは皆無であり、目撃者や報告者が好き勝手に「地震雲」と名付けただけ、というのがその実態です。

「地震雲」という新しい概念を提唱するためには、本来であれば、「10種雲形」およびその「種」「変種」「副変種」といった、気象要因のみで発生する雲に対する既存の知識体系と照らし合わせて、従来の気象学の知見が見落としていた誤りの訂正や追記をする、といった観点で研究が進められなければならないはずです（未発見の動物を発見した後、それが「新種」として認定されるまでのプロセスと同じ）。

ところが、地震雲の研究ではそういった手続きが試みられた痕跡が見当たらず、既存の「10種雲形」をベースとする分類とは全く別に、「不気味な形」「見たことのない形」「幾何学な特徴（直線的、規則的 etc.）」など、個人の経験や感覚といった「主観的な切り口」からの分類となっているようです。その弊害として「地震雲」とされる形状の中には、気象要因のみで発生することが既知である雲と見た目が全く同じ、つまり「二重登録」されながら、不可欠なはずの「両者の区別法」について全く触れられていないケースも少なくありません。

某地方の地震雲博士として有名な方の本を持っていますが、これをひもとくと、この人は気象学や雲に対する基本知識（あるいは引用文献としての参照もしない）、データ分析方法に対する知識、の両方が欠落していることが読み取れます。

WEBサイトから窺い知る限り、他の地震雲研究者の状況もほぼ同じでした。

地震雲とは、これまで主観的な独自研究しかされてこなかった分野であり、
「地震雲研究はいまだスタートラインにすらたどり着いていない」
以上でも以下でもとも言えない、と考えます。