地震前兆の目撃報告が集まる掲示板

> 今回の震度5強の地震の地中加速度をリプレイした時に、長野南部震源地から円を描いて徐々に広がっていってる中、何故か別口で岩手沿岸部から別震源と思われるような地中加速度変化が円を描いて広がっていっていました。
> これを見た時に、何故広がっていく加速度の円が岩手からも別口で出ているのだろう？と不思議に思い、もしかしたら次は岩手沿岸部か沖、もしくは三陸などの東北沖でまた地震が発生するのではないかと不安に思いました。

新潟っこ氏は
「強震モニタで気になる点灯状況があった時は、Hi-netの連続波形画像の公開ページでその正体を確認する」
という、基本的な確認動作の流れをご存知だろうか

金華山の東方沖約26kmでは、今朝7時2分35秒前後にマグニチュード3.9の地震が発生している

その少し前、7時2分20秒前後に長野県南部でマグニチュード5.6の地震が発生しているが、その地震波が宮城県の海岸付近まで到達したのは7時3分22秒を過ぎてからだから、これら2つの地震は、たまたま近いタイミングで発生しただけ、と考えるべきだろう

ネット上には、地震予測／予知の手段として強震モニタを眺める人たちがいて、彼らがそれっぽい情報発信をしていることは承知しているが、いくら強震モニタを眺め続けたところで、そこから数十秒よりも先の未来を予測／予知する材料は【絶対に】得られない

確実に言えることは、報告してくれた新潟っこ氏をはじめ、強震モニタに予測／予知ツールとしての期待を寄せる人は、人がこしらえたこのサービスについて

・強震モニタが取り込んでいるのは、どんな情報か
・強震モニタは、取り込んだ情報をどう加工して可視化したものか

を理解できてない、ということ

そこを理解できてない者が、強震モニタの誤った使い方をして、それに振り回された怪しげな情報発信を繰り返すのは、大げさに言えば、社会を誤った方向に誘導する害悪といえる