地震前兆の目撃報告が集まる掲示板

最近何かと賑やかな富士山、『噴火の前兆か？』との声もちらほら耳にします。
自分なりに気になったので富士山に過去に起こった事象を調べてみましたら、今起こっている事は過去から見れば大した事は無いと判断できます。
富士山は歴史時代以来、この手の事象は数多く記録されていますが、噴火には結びついていないのです。
また、群発地震や噴気など直接的な火山活動を示す事象が起きても噴火まで結びつく事が珍しい火山である事も判明します。
何か起きたら必ず噴火する有珠山や三宅島などとは違うタイプの火山であると言えます。
また昨年２月頃に噴気活動と騒がれた事がありましたが、活動休止中の噴気活動自体も珍しい訳ではなく昭和の中頃までは普通に噴気活動をしていたそうです。
また１７０７年の宝永地震では４９日前の宝永地震直後の噴火ばかりが強調されますが４年前の１７０３年には東側の相模トラフで巨大地震が起きていますが、この時はしばらく山の中から鳴動が聞こえただけで済んでいます。
つまりは巨大地震１回では噴火には結びつかないと言う事では無いでしょうか？
また、宝永噴火前も宝永地震後になりますが、富士山中で宝永地震の余震とは明確に区別できる群発地震が徐々に規模を大きくしながら噴火直前まで続いたと記録されています。

以上の点から富士山の噴火に関する危険性は普段と大して変わらないレベルであると思います。
ただ噴火以外にも甚大な土砂災害を過去には起こしています。
最近の事象が大規模な山体崩壊の前兆でない事を祈るばかりです。