地震前兆の目撃報告が集まる掲示板

> 常々から疑問に思っているのが、
> ・家屋倒壊に備えて車の中や庭に張ったテントで寝る
> ・どこか安全な場所に避難する
> 地震が来るという前提で行っているやり方でしょうか。
> しかし、何時来るのかも判らない状況の中では無理な事ではないでしょうか。外出は禁止する。エレベーターは禁止する。
> 緊急時の対策と言われても、明日来ると判っていれば出来るかもしれない。いつ来るかも判らない地震では、どうにもならないと思うのだが。

その通りだ、ようやく気づいてもらえた
最近、このテーマで同じことを何度も繰り返し申し上げてきたが、ようやく貴殿と見解が一致できたことをうれしく思う

「地震予知を活用して、地震による死傷者を減らす」

という地震予知に寄せる期待を見聞きすることはよくあると思う
その具体的な中身にまで踏み込まれたケースは滅多にないと思うが、これがそういうこと、ってわけだ

1)「何時来るのかも判らない状況の中でも可能な防災対策」
＜例＞
・日常備蓄の開始
・非常用持ち出し袋の用意
・大切な物をまとめておく
・部屋の安全を確認する
・家具類の転倒防止をする
・家屋の耐震化チェック（必要に応じて耐震化工事）をする
・避難先を確認する
・家族会議を開く
・災害情報サービスに登録する
・地域の防火防災訓練に参加する

であれば、その発動を決断するために地震予知を必要としない
常時継続するとか、年に1〜2回防災の日や3.11に合わせて実施することをその家の決まりにしておけば忘れることもない

2)「何時来るのかも判らない状況の中では無理な高レベルの防災対策」
＜例＞
・外出予定をキャンセルする
・地下街に入らない
・エレベーターを使わない
・遠方に避難する
・自宅倒壊に備えて車の中や庭にはったテントで寝る

とは、1)をクリア済みの前提の上にさらに積み増しして発動するタイプの対策だが、これらの決断には、貴殿も指摘してくれた通り、実用的な精度を伴った地震予知技術が欠かせない

オレが散々指摘しているのは、ネットや掲示板で見かけた地震予知情報まがいのネタに脅されて1)を思い出させてくれたことに感謝する、というこの掲示板でおなじみのストーリーの裏には、そもそも1)をなおざりにしてきた、という危険な前提が潜んでいるということだ

遅まきながら1)を怠ってきた自分に気づいて、早速実施したとか、カクカクシカジカの事情でやらない判断をしたとか、具体的な内容を知れたなら、まずは一件落着だ

実はこれが一番多いんだが、一番最悪なケースを紹介せねばならない

「気をつけます」とか
「用心して過ごします」とか
「警戒します」とか

そういう言葉を自分に言い聞かせることで、注意意識（危機意識）がなんとなく高まった自己暗示にかかってしまうケースだ

1)の具体的な内容にたどり着く前に、なんとなく満足できてしまい、何もせずじまいのまま、その意識も自然消滅してしまい、忘れた頃にまたガセネタで思い出させてくれたことに感謝する、という「何もやらない」の無限ループで、この手の掲示板利用者でよく見かける、今そこにある危険と隣り合わせなことに気づけていない人たちだ

> 地震前兆現象掲示板をレヴェルの高い物にもっていきたいと思われている様ですが、

オレの思いは上に書いた通り、その認識とは多少ズレがある

> 皆が集まるサイトが目的であって、貴殿が考える物ではないでしょう。

「目的」が「皆が集まるサイト」ってのは初耳だが、ここはそんな仲良しサークルなのか？

オレひとりが考えてるだけでは意味がない、という指摘には同意だ

地震予知や地震前兆に関心のある方々ならば、
「地震予知」と「防災対策」は分かち難い両輪の関係にある
ことについて考えてみることを提案したい

> まあ、皆さんこの動画でもみて落ち着きましょう。
> https://youtu.be/Q4gTV4r0zRs

その方面では有名な動画だが、
このテーマとは無関係の内容を見せられてイラっとした者も少なくないだろう
こんなものを突然見せられて、落ち着きが得られる人間がいるとすれば、どんなタイプだろうか

こんなものを見なくとも常に冷静沈着なオレくらいのもんか（←ここ一同プッと吹くところ）