地震前兆の目撃報告が集まる掲示板

バヌアツやトカラの（連動）法則のカラクリの正体を説明する

地震予知情報の中で

・いつ
・どこで
・どんな規模

にそれぞれどんな「幅」が設定してあるか、に注目するのがコツだ

「幅」を狭くする、とはこういうことだ
　・精度が高くなってゆく
　・実用性が高くなってゆく
　・予測技術は難しくなってゆく

「幅」を広くとる、とはこういうことだ
　・精度が落ちてゆく
　・実用性が失われてゆく
　・予測技術は簡単になってゆく

バヌアツの（連動）法則の場合、こんな「幅」が設定されている
・いつ：１週間
・どこで：日本国内
・どんな規模：マグニチュード5.0以上

今年に入ってから昨日までの107日間の内訳は貼り付けた表の通り

上の条件に当てはまる地震が発生した日は19日
（「とくめい」の「一括りだよ」との見解に沿って、台湾付近も含めてある）
その発生１週間前、に該当した日は63日
いずれかに該当した日は82日（全期間の76.6%）
いずれにも該当しない日が25日（全期間の23.4%）だ

この結果から言えることは、前兆現象として「バヌアツでの地震発生日」や「トカラでの地震発生日」の代わりに、

・おじいちゃんの膝が痛くなった日、でも
・オレがあくびした日、でも
・あみだくじで決めた日、でも

どんなデタラメでもいいから、好き勝手な日付を当てはめても76.6%という高確率で的中するということだ

ここで改めて、どんな「幅」が設定されていたかを振り返ってみる

「日本国内（と台湾）で１週間」

つまり「時間」「空間」「マグニチュード」いずれをとっても「防災対策上、何の役にも立たないほど幅を広くとってある」のがこのカラクリのミソだ

ここまで説明しても、まだポカーンと口を開けたまま判ってないヤツもいるだろうから、別な言い方もしておく

「的中率の高い予測」の正体には、以下２種類ある

ひとつは、実用的な精度を伴って、実際に役だつものだ
　「4日後の17時、東京都港区で雨が降る」という予測の的中率が高いなら、かなり役にたつ

もうひとつは、何の役にも立たない範囲まで精度を下げてしまったものだ
　「今後１週間内に、日本全国のどこかで雨が降る」という予測は、ほぼ100%的中するだろう
　　だがこんな予測なら、誰が、いつ、何の根拠もなしに言ったって必ず的中する
　　こんなもの予測でも法則でもなんでもない

バヌアツやトカラの法則を一皮むけば後者、ということに気づけなかったヤツらは、これからもニセ科学やインチキ商売のカモにされるから、そのリスクを自覚しとけ