地震前兆の目撃報告が集まる掲示板

> 今後多くなる事もありえますか？

仮に多くなったとしても、災害クラスの大地震が起きるかどうかとの関連はなく、互いに独立しあった別の問題です。なぜなら、強震モニタは地震が【発生した後】の揺れ具合の実績を視覚的に表示したものに過ぎず、これを睨み続けていたところで、今後将来どんな地震が発生しうるかに関する情報は一切含まれていないからです。

まれに前震をともなった大地震が発生することもありますが、大地震が発生した後だからそれが前震だったと分かるのであって、小規模な地震を捉えた時点では、それが

「前震でない小地震（圧倒的多数）」なのか
「前震（非常に稀）」なのか

強震モニタの点灯状況だけで識別することは不可能です。言い方を変えると、強震モニタを「防災用途の地震前兆捕捉ツール」と捉えた場合、ほぼすべてが空振りで終わってしまうため、実用性は全くない、ということです。

とはいえ、表示される内容は防災科学研究所の観測網から収集、蓄積された貴重なデータが視覚的に再構成されて公開されたものであり、将来的には、このデータが大地震の予知に寄与する情報を多少なりとも含んでいる可能性は否定しません。しかしそのためには、膨大なデータを高性能のコンピュータできちんと分析処理しておくことが大前提です。

> 赤い点々が多くなっているように思います。

問題の「赤い点々の出現頻度」を普段からきちんと数えて
「普段の通常時ならどの程度なのか」
という前提がある上に
「最近はどの程度なのか」
を突き合わせて比較するまでは「ように思います」という感覚の正体が、事実そうなのか、気のせいにすぎないのか、白黒つけることはできません。

膨大なデータの一部だけを空き時間にちょくちょく覗いてみる程度の「つまみ食い」だけでは、人間に必ず存在する思い込みや錯覚を除去できませんので「増加傾向が見えた」ような気がしてもジンクス以上のものでない、とだけは確実に言えます。

> 微震が多いですが火山性の地震でしょうか？

火山から至近距離に設置された観測点であればその可能性があるかもしれませんが、ある程度以上離れた観測点ならその可能性はありません。

ところで、強震モニタは「地表」と「地中」に切り替えられますが、前者は生活振動（人間の生活によって生じる揺れ：車、列車、工場、工事など）を拾うため、場所によっては常時「微震」状態にある、といった使用上の注意はご存知ですよね？

＊＊＊　話変わって　＊＊＊

>>51030

> 私の思う《言い伝え》とは先人の経験の積み重ねであり【迷信】ではありません。

地震前兆にまつわる《言い伝え》の中で、先人の経験の積み重ねと呼べるもの、つまり観天望気と並びうるくらいの回数を重ねて淘汰を経た実績があるものとして、具体的にはどのような現象があるか、ご紹介いただけないでしょうか。