地震前兆の目撃報告が集まる掲示板

心理学者カール・ロジャーズは、「人格の形成」のなかでこう述べている。
他人を真に理解することが、どれほどむずかしく、どれほど大きな価値があるかははかり知れないものがある。わたしたちは、他人からいろいろなことを聞かされるが、その時、どう反応するだろうか？相手のいったことに対して理解ではなく、価値判断をまず与えるのがふつうである。だれかが何かについて、感想、意見、または信念を述べると、それを聞いたわたしたちは、即座に、「そのとり」とか「ばからしい」とか「突拍子もない」とか「むちゃだ」とか「ひどすぎる」とか評価してきめつけてしまう。相手の真意が、どこにあるのか正確に理解しようとつとめることはきわめてまれである。

三百年以上むかし、ガリレオはこういった。
「人にものを教えることはできない。みずから気づく手助けができるだけだ。」

ソクラテスは弟子たちに、こうくりかえし教えたー
「わたしの知っていることはひとつだけだー自分が何も知っていないということ」。

他人の考えを変えさせることは、もっともめぐまれた条件のもとでさえ、たいへんなしごとだ。何をこのんで条件を悪化させるのだ。みずから手足をしばるようなものではないか。Ｄ・カーネギー