地震前兆の目撃報告が集まる掲示板

いろんな話がごっちゃ混ぜだな

海岸付近にいる人が想定すべき津波のリスクは大きく分けて２種類ある

1)地震の揺れを感じた場合
2)地震の揺れを感じない場合

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1)地震の揺れを感じた場合

海岸付近にいて地震の揺れを感じたら、津波を想定した避難行動を即座に始める必要がある

311の津波は震源が陸地から遠かったため地震発生から20分程度の猶予があったが、1993年の北海道南西沖地震の際の奥尻島や、今後想定される南海トラフの地震では、猶予はわずか数分程度しかない

なお、現在では、Twitterの「ゆれくるコール」などに登録しておくだけで、震源地やマグニチュードの情報が即座に入ってくるため、大半のケースである「明らかに津波の心配がない地震」かどうかは、警報／注意報の発令を待たずとも、誰でも地震発生から数十秒以内に自己判断できる

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2)地震の揺れを感じない場合

1960年のチリ地震では、日本は当然全く揺れていないが、地震発生から22時間程度たってから日本の各地に津波が来襲し、142名の死者行方不明者、46,000棟の建物被害を出した

311に先立つ2010年にもチリ中部の沿岸部で発生したM8.8の地震の津波が日本に到達した
この時は人的被害は発生していないが養殖筏など漁業関係者に被害が発生している

1960年当時は、遠地津波に関する知見がなかったが、現在では気象庁が注意報／警報を発令する仕組みができている

> 海岸から潮が海岸線から引いていき白い泡がたつと・・・いうことを少女は学校で学び両親経由でビーチのホテルに連絡し津波の難から数百人救ったそうです

という事例から学ぶべきは、少女および救われた数百人に「1)地震の揺れを感じた場合」の知識が全く欠落していたことのはずだ

その少女の事例が役に立つのは「2)地震の揺れを感じない場合」の方で、まる一日、テレビもラジオもネットもない環境で注意報／警報の発令を知らずに過ごしていた者が海の様子の変化に気づいて、という稀なケースだけだ

> １２月２日午後幻日と呼ばれる薄い色合い短い虹を二か所　三河地方、太陽の周辺で目撃しましたがスマトラ沖地震のときも目撃されていたそうです

地震前兆が幻日の発生を促進するケースがあるかもしれないが、前兆の手助けなしに発生するメカニズムはきちんと解明済みであり、年間に何十回も頻発する日常的な現象でもある

そういった既知のノーマルケースと前兆ケースを区別できない限り、幻日を目撃するたびに防災対策を発動する、という判断には合理性がない