地震前兆の目撃報告が集まる掲示板

> 何の為の掲示板、ですわ。

そう嘆く阪神被災者氏は、この掲示板が何のためにあるか、正しく理解できているだろうか？

運営者は、画面右上にこう書いている

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『地震前兆掲示板』は電磁波・動物の異常行動・ノイズ・電化製品の異常・発光現象・井戸水の温度や水位の変化など、地震の前兆とされる事象の目撃情報を投稿する掲示板です。
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ただし、これは掲示板の「目的」ではない
運営者には別の「目的」があって、そのための「手段」が、上に引用した「地震前兆の目撃情報を投稿する掲示板」にすぎない

もったいぶってしまったが、その肝心の「目的」とは、[ご利用ガイド] > [はじめに]にこう書いてある

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当掲示板は、地震前兆による地震予知の可能性を信じ、防災につながる事を願っています。
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つまり、防災につなげる「目的」が最初にあって、掲示板はそのための「手段」にすぎないのに、時々「目的」と「手段」をごちゃ混ぜにした阪神被災者氏のような人物がこのような残念な荒らし行為に及んでしまうのは、この掲示板では恒例行事ともいえよう

> 全否定するのはおかしいですわ。

クソも味噌も一緒にありがたく頂くべき、という精神論から入ってくる人の目には、クソと味噌を選別できる技術を高めるために知恵と工夫を出し合おう、という建設的な提案は「全否定」にしか映らないようだ

全く同じ荒らし行為を何年も見てきたが、この基本理念が共有されない限り、何年〜何十年経っても、地震前兆研究は一歩たりとも先に進んでいないはずだ

> こういう情報があとから研究の役に立つかわかりませんしね。
> 今はわからんだけでね。

あとから研究の役に立つ可能性のある情報は、研究に使えるだけの最低限の品質をクリアした情報だけに限られる

もちろん量も大切だが、質あっての量であることを忘れてはならない

我々が心を配るべきは、将来の誰かの役に立てるよう、なるだけきちんとした形で情報を記録しよう、と工夫することだ

> そもそも科学的に証明されてないという人がいてもそれは現段階で科学的に証明されてないカモしれない、の話ですからね

これも精神論の連中が良く引き合いに出す間違ったフレーズだが、「科学的な証明」など、はるか先の話

今、我々にできることは、もっと手前の段階でしかない

例えば、

・解明済と未解明の境界はどこかを学ぶ（これにより過去の定説に誤りが見つかる場合もある）
・情報の記録の正確さを損ないがちな、錯覚や思い込みのありがちなパターンを学ぶ

など、なるだけ客観的な情報を蓄積しようと工夫することだ