地震前兆の目撃報告が集まる掲示板

> で？何がおっしゃりたいのでしょうか。それが地震前兆でないっておっしゃりたいの？

私が申し上げているのは、内暈はきちんと解明済の現象であり、その事実を知らない、といった稚拙な理由は、解明済みの事実を未解明側に押し戻したり、別の現象にすり変える理由として使えることは決してない、ということです。もちろん、内暈が発生する理由として、既知モデルとは別に、地震前兆によって発生する場合が将来発見される可能性までを否定するものではありません。

ただし、それが現実になるのは「既知の内暈」と「地震前兆により発生する内暈」を見分ける方法の開発が不可欠のはずです。したがって「既知の内暈」に対する理解抜きに、内傘を地震前兆とする解明が進む可能性はありません。

> そもそも地震前兆は未だ解明されてない事象ですよね。

解明どころか、私の知る限り、天動説や錬金術時代の不適切なアプローチが試みられているだけです。今後は、地動説以降開拓された「人の思い込みを取り除く」とまいう適切なアプローチが始まることが待ち望まれています。

> 確かにある現象に対して科学的に解明されていてもその事象が地震前兆でないと否定される根拠にはならないし。

内暈が地震前兆でないと否定する材料はどこにもありませんので、おっしゃる通りです。

唯一必要なのは、その現象と地震前兆との結びつきを肯定できる材料を揃えること、ただそれだけです。

> ブライトの断定的なレスによって情報（大半はオカルトではあるが）が遮断されるもしくは地震前兆に感心ある人がしらけてしまう状態を生んでるんじゃないかって…。

幽霊の正体見たり枯れ尾花、ということわざをご存知でしょうか。

また、自然界における《正常の範囲》は、個人の知識や経験を基準に想定された範囲よりずっと広いよりものです。

《（自分の経験上の）正常の範囲》の外なら《異常》と誤解してしまうと、その外側にさらに広がる《（自分が知らないだけの）本当の正常の範囲》にあるものまで《異常》と誤判定してしまう、という問題に対してどれだけ真摯に向き合う覚悟があるか、と言い換えることもできるでしょう。

> 科学・過去のデータだけが全てではないから。

地震前兆とは、オカルトや占いではなく、自然科学の領域であることはご存知と思いますが、この分野で大切なことは、人の思い込みを可能な限り除去して、客観的な材料を積み上げようと工夫をこらすことです。

科学は万能でないことなど、今更改めていうまでもなく誰も知る大原則ですが、それでも科学の手法が最も適切といえる理由はそこに「誤りを正す仕組み」が存在するからです。

過去のデータは、将来起こることを予測する目的においては、何の保証も頼りにもなりませんから「全てではない」という見解は正しいです。しかし、過去に起きたことを、人の記憶や印象で振り返るだけだと、人間特有の思い込みや錯覚によって現象が必ず歪められてしまいますので、それを未然に防止するための唯一正しい方法は「きちんとデータを拾うこと」しかありません。

「データは全てでない」と頭ごなしに否定する人をよくみかけますが、この二つを混同しているか、後者の手間を省いた手抜きの言い訳のための便利な言葉として使っておられるようです。