地震前兆の目撃報告が集まる掲示板

スレ主、モニオさんも指摘しておられますが、強震モニタは、地震が【発生した後】の揺れの伝わり具合の実績を視覚的に表示したものであって、これを眺めたところで今後将来どんな地震が発生しうるか、を予測できるようなものではありません。

また、まれに前震をともなった大地震が発生することもありますが、大地震が発生した後だからそれが前震だったと分かるのであって、小規模な地震を捉えた時点で、それが

「前震でない小地震（圧倒的多数）」
なのか
「前震（非常に稀）」
なのかを強震モニタの点灯状況だけで識別することは不可能です。

言い方を変えると、強震モニタを、「防災用途の地震前兆捕捉ツール」と捉えた場合、ほぼすべてが空振りで終わってしまうため、実用性が全くない、ということです。

とはいえ、表示される内容は防災科学研究所の観測網から収集、蓄積された貴重なデータが視覚的に再構成されて公開されたものであり、将来的には、これらのデータから大地震を予知できる可能性は否定しません。

しかしそのためには、膨大なデータを高性能のコンピュータで分析して傾向の存在をきちんと捉える必要があります。

膨大なデータの一部だけを空き時間にちょくちょく覗いてみる程度の「つまみ食い」では、人間に必ず存在する錯覚の除去ができませんから、「パターンが見えた」ように感じられても、それはジンクス以上のものではありせん。