地震前兆の目撃報告が集まる掲示板

JOKERさん

> 最近耳鳴りや頭痛が起きると当日や数日後に必ず地震が起きます。
> やはり地震の前の体感って敏感な人には本当にあるものなんですかね？

稀に《地震の前の体感》だけに反応している方も本当にいらっしゃる可能性は否定しませんが、大半の方々は、データ分析方法を誤ったために、《別の原因による症状》や、雨男や晴れ女と同じ思い込み／錯覚、つまり《ジンクス》をそのように当てはめてしまっている可能性も否定できません。

《地震の前の体感によるもの》といえそうか、《別の原因によるもの》や《ジンクス》といえそうか、は以下の検証方法で簡単に判定できます。

まずは「症状」の出た日をメモっておきます（半年程度あればよいでしょう）。
後日このメモと地震発生実績を突き合わせて

A)症状が出た後、X日以内に震度Y以上が発生した《的中》
B)症状が出た後、X日以内に震度Y以上が発生しなかった《ハズレ》
C)症状は出なかったが、X日以内に震度Y以上が発生した《検出モレ》
D)症状は出ず、X日以内に震度Y以上も発生しなかった《安全確認成功》

A)〜D)の回数を拾って、この計算サイト
http:www.kisnet.or.jp/nappa/software/star/freq/2x2.htm
の４つのハコに打ち込めば、計算結果としてpの値
　0.10<pの場合、傾向なし
　0.05<p<0.10の場合、有為傾向あり
　p<0.05の場合、95％の確率で有為
が得られます。
（長くなるため省略しますが、具体的な計算例は>>2457をご参照ください）

多くの皆さんの報告の中でよく見かけるのは「A)だけ注目する」つまり「B)〜D)と比べない」という誤った検証方法です。

間違った検証方法を使ってしまうと、《症状》の部分を《茶柱が立った》とか《靴ひもがほどけた》とか《電化製品が壊れた》とか《動物の異常行動》とか、身の回りの何に置き換えても、それなりに当てはまるように見えてしまいますので、気をつけておく必要があります。