地震前兆の目撃報告が集まる掲示板

人は、自分の知らないことに対して本能的に恐怖心を抱く、という心理特性があります。

これは、恐怖心を抱くことによって、未知の対象への接近を回避することによって、自分の身を危険から守ることができるためです。
しかし、恐怖心の中には、自分の身の危険とは一切無関係なものもあります。
例えば、この例です。
「団地の人形が「超怖い」と話題、夜になると恐ろしい表情に“変身”」
http:/
/news.biglobe.ne.jp/trend/0219/nrn_130219_2505437263.html

この写真を見れば、多くの人が「怖い」と感じるのではないでしょうか。もちろん私も背筋がゾッとしましたよ。

でも冷静に考えてみましょう。この人形の姿を見て湧き出た「怖い」という感情は、この後、我々の身にふりかかる何か具体的な災いと結びついているのでしょうか？

もうひとつ。約900年昔に繰り広げられた、源平合戦の中のひとつに「水島の戦い」があります。

この戦いでは源氏が敗れましたが、その敗因が「必要のない恐怖心」であったという興味深い仮説があります（後の時代の創作、という説もありますが）。

時は流れて900年後の21世紀を生きる我々も、同じ轍を踏まないよう、この逸話から学ぶべきところがあるようです。

http:/
/sao.seesaa.net/s/article/271023147.html

冒頭に戻りますが、
「自分の知らないことに対して本能的に恐怖心を抱く」のは通常のことですが、
「自分の知らないこと」の中には「すでに解明されていることを自分が知らないだけ」という現象も少なからず存在する、のもまた事実です。