地震前兆の目撃報告が集まる掲示板

先日、くるくるパーさんが紹介してくれた
記事の論文を読みました。

原本は下記
http:スラスラalexeylyubushin.narod.ru/EGU_2013_Extended_Poster_Lyubushin.pdf
また、彼のHPの英語の論文、上から3つが参考。
http:スラスラalexeylyubushin.narod.ru/

概要
日本の周辺の地震波形から低周波地震のノイズに注目して
その波形のスペクトル特異性をマルチフラクタル解析を用いて
特徴を抽出して、その変数ｆ(a)のaの最大最小差Δaと、
波形のエントロピーを標準化した値Enを用いて、応力の蓄積を
解析してます。
また、彼はこの解析方法で2008年に、日本周辺で2010年7月以降
に巨大地震が来ると予測して、6ヶ月の後に東日本大震災が起きて
ます。

今回の論文では、房総沖から東海沖の広い範囲で
Δaが小さく、Eｎが大きな、ひずみを蓄えたエリアがあり
低周波地震ノイズの推移から2013年の秋から2014年の春位
に次の巨大地震が起きると予測しております。
元のデータはF-netを使用してますので、データ自体の信頼性
は高いと思われます。
範囲と時期がまだまだ広いのが気になりますが、
北大のVHF地震ノイズ観測との同期もあり、注目したいと思います。