地震前兆の目撃報告が集まる掲示板

このスレ主にありがたいとか参考になるという返信を見て思い出したのは「一億総白痴化」という昔の流行語

これは、テレビ普及期の昭和三十年代前半、テレビとの付き合い方を誤った場合の未来を危惧した表現だが、同じ言葉は21世紀の現代にあっても、警鐘の対象がテレビからインターネットに移っただけで、その価値は一切失われていないとオレは考える

ところで、この掲示板では

「何を信じるかは人それぞれ」
「黙ってスルーすればよい」
「個人の考えを押し付けるのはやめろ」

という批判はおなじみだが、その批判は無条件に成立する訳ではない

インターネット上に発信された情報を

・自分と同じ考えだから信じる
・自分が信じたい／欲しかった内容だから信じる
・分かりやすい言葉が並んでいるから信じる
・損得抜きの善意で発信してくれるから信じる
・内容が事実に基づくか、に無頓着
・話の辻褄はあうか、に無頓着

という姿勢で受け入れると危険、という認識を持っていることが前提

もしこれら６つのひとつでも当てはまるなら、危機管理の対象としては、地震を心配するより、自分がインターネット時代の「一億総白痴化」側にいる危険を心配して、すぐに対策を始めることのほうが、優先度も緊急度もはるかに高い

このスレ主に期待の言葉をかけたり、続きをリクエストした読者諸氏に尋ねたいが、上にあげた「・」のどれひとつも自分は該当せず、と胸を張れるだろうか？

この前提条件を満たすには、ある程度の訓練／予備知識／懐疑的思考力も必要となってくるが「持たざる者はネット利用禁止」などと偉そうに言うつもりは毛頭ない

今は満たせなくとも、あるべき方向に意識を少しだけ向けてみるだけで充分
慣れないうちは、これら６項目があったよな、と頭の片隅から思い出す程度でも充分
もし忘れてしまいそうなら、パソコンのモニターやスマホケースに貼っておいて、ここぞの時だけ一歩立ち止まって自問してみるだけでも充分

そうするだけで、自分の中に必ず少しずつ変化が生まれるはず