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Re: ポールシフトが最終段階

  • NO.64855
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  • 2016年07月22日19:02
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何の材料もなしに

> そんなものは存在しない
> 擬似科学的、オカルト的妄言に過ぎない

と頭ごなしに否定してかかるのは、科学の進歩を妨げるよくない考え方だ

> 蝉のふ化が極端に少ないですね

昆虫の孵化(ふか)とは卵がかえって幼虫が生まれる現象をいうが、蝉の孵化を観察しているとは恐れ入る限りだ

> こちらは冷たい風が地球最後の日かと思わせるような吹き方です

思うのは勝手だが、昨日〜今日にかけて東日本で冷たい風が吹くのは、通常なら太平洋高気圧つまり南のほうから暖流の上を吹き渡ってきた温かい風が日本列島に吹いてくるべき季節に、オホーツク高気圧つまり北のほうから寒流の上を吹き渡ってきた風が日本列島に吹いている気圧配置となっているのが原因だ

さて、本題に戻るが、異なる2つの現象に同じポールシフトという言葉が与えられている

1)地軸(地球の回転軸)の移動
2)磁極と地磁気極(磁石が指す北)の移動

両者を混同してしまう残念連中は少なくない
それはスレ主に限らないばかりか、インターネットにバラまかれたクズ記事にも多々見受けられるのは嘆かわしい限りだ

それぞれについて、実際にはどの程度移動したか、現状を確認するのが一番だ

1)地軸(地球の回転軸)の移動

スレ主が「兆候」とした事象から推測すると、こちらのことを言っているようだ

https://goo.gl/qPxJSZ
にある通り、年に10cmというわずかな移動でしかなく、最終段階でもなければ、スレ主が「兆候」として列挙した事象を起こすためには全く不十分だ

仮に、この記事が書かれた後、スレ主が「兆候」とした事象が起きるほどの巨大規模の地軸の移動があったと仮定してみよう

その場合、スレ主の言う「兆候」が見られるよりもずっと前に

・毎日の新聞に載っている日出/日没/月出/月没の時刻と方位角が大幅にズレる
・人工衛星(特に気象衛星や通信衛星などの静止衛星とGPS衛星)が全く使えなくなる
・今月7〜9日のJAXAの大西さんの打ち上げ〜ドッキング成功はありえない

といった、人類が産業革命以降経験したことのない深刻な問題として世界のトップニュースになっているはずだ

したがって、スレ主が喧伝しているような地軸(地球の回転軸)の移動は、まだ発生していないと結論づけられる

2)磁極と地磁気極(磁石が指す北)の移動

https://goo.gl/3O7rTM
にある通り、ここ最近10年間で磁北極は530km、地磁気北極は69km、地軸の移動とは桁違いの大きな移動をしている

これによる我々の生活への影響としては、方位磁石が指し示す北の向きが10年間で0.1〜0.5度程度西向きに変化したことが挙げられるが、磁石が指す北がこの程度移動したくらいでは、スレ主の言うような「兆候」の原因とはならない

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