地震前兆の目撃報告が集まる掲示板

綺麗な夕焼けですね。
・・・と感じる人も少なくないはずです。

知識のない古代人は、皆既日食を見て凶事の前兆と解釈するケースもあったようですが、正しい知識を持った現代人なら、だれもがそんな心配もせずに、珍しい光景を楽しむことができます。

果たして、実は複雑な（＝複数の条件が重なり合わないと発生しない）夕焼けの発生原理を正しく理解できている人はどれだけいるでしょうか？

こんな面白いニュースを見かけました。

「団地の人形が「超怖い」と話題、夜になると恐ろしい表情に“変身”」
https://goo.gl/Z5Wwdp

この写真を見れば、多くの人が「怖い」と感じるのではないでしょうか。もちろん私も背筋がゾッとしましたよ。

でも冷静に考えてみましょう。この人形の姿を見て湧き出た「怖い」という感情は、この後、我々の身にふりかかる何か具体的な災いと結びついているのでしょうか？

ときおり、「不気味な雲」とか「気味悪い夕焼け」とか「直感的な恐怖心が地震から身を守るのに役立つ」とか「知識がその感覚を鈍らせる」みたいなことを投稿される方を見かけますが、この人形の例と同じように、関連のよくわからない災いや、本来怯える必要のない恐怖に、とりあえず安直に結びつけてしまっていないでしょうか。

大事なことは、その現象と地震前兆との関連の有無を冷静に捉えてみようとすることであって、普段不安に思っていることと恐怖心とを単純に結びつけるだけ、の繰り返しに、はたしてどれだけの意味があるか、妙な予備知識や都市伝説を一旦リセットして、ゼロから考えてみる必要があるのではないでしょうか。