地震雲

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スレッド NO.54623

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夕焼け

夕焼けは少なくも太陽の沈む方向にと思っていましたが最近は東やら北やら南やら
と何処でも夕焼けです
昔からそうでしたかお聞きしたいのですが。。。。

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  • 2015年07月01日19:30
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朝焼けや夕焼けは、誰でも見たことがある割に、複雑な発生原理をきちんと理解できている人は、あまり多くない現象といえるでしょうか。

> 夕焼けは少なくも太陽の沈む方向に

と誤解される方は非常に多いですが、発生原理を正しく理解できれば

> 昔からそうでしたかお聞きしたいのですが。。。

その通りであることも理解できるはずです。

夕焼と朝焼(以下、夕焼と略)を地震の前兆ととらえる仮説がありますが、これにはかなりの無理がありそうです。なぜなら、夕焼という現象は観察地点周辺の局所的な条件だけで発生するものではないからです。夕焼が発生するためには以下の2つの条件が必要です。

======================
【条件1】観測地点から西方(朝焼なら東方)はるか数十キロ(よりもっと?)にわたって、超低空の太陽光線が大気中を横ぎって長距離通過する途中、これを遮る雲が無いことで「赤い光」が生成されること。
======================

この条件を見て判る通り、「赤い光」が生成される条件が整う時間は15分前後という非常に短いものですから、日常生活の中でタイミングよく空を眺める機会のある人とない人とで、目撃頻度は違ってきます。

「赤い光」がタイミングよく生成されても観測地点上空にそれを映す「スクリーン」が存在しなければ、赤い光が頭上を「素通り」してしまうため、観測地点では青空しか見えません。そこでもう一つの条件があります。

======================
【条件2】観測地点のはるか上空には「赤い光」を素通ししてしまわず、照らされて赤く光る粒子(水滴、氷晶、砂塵など)が存在すること。
======================

夕焼なら西の空、朝焼なら東の空が赤く光るはず、と勘違いされる方が少なくないですが、「スクリーン」の場所次第ですので、東西南北や真上など、あらゆる方角に見えます。

※※※

色合いを決める要因には

・光源の赤さ具合
・「スクリーン」の厚さ/薄さ具合
・背景の青空の色

の3つがあり、これらが混ざった結果が我々の目に入ってくるため、紫〜ピンク〜オレンジ〜赤といったバリエーションとなります。

発生要因から考えると、地震前兆の「何らか」に、上に述べた2つの条件を同時に生み出せる能力があるか否か、となりますが、普通に考えてみれば、それはちょっと難しそうですね。特に条件1の方が。

気象要因で発生した、見慣れない色の夕焼や鮮やかな夕焼(ついでに言えば「禍々しい形の雲」も同様ですが)を見て胸騒ぎを覚えるのは、誰しも共通する心理的な反応ですが、それと災害とは切り離して考えるべきです。

地震予知系の掲示板では、ほぼ常時、数多くの夕焼の報告が寄せられるのを見ていますが、夕焼と地震発生の間には関連がない、と結論づけるに充分な実績がそろそろ蓄積されてきたように思いますが、いかがでしょうか?

過去いくつかの大地震の前日に夕焼が見られた事実はあるかも知れませんが、発生メカニズムからみた因果関係にかなり無理がある上に、「ハズレ」の実績がこれだけある以上、現時点で言えることは、たまたま2つの出来事が重なったため、人々の印象に残っているだけ、というのが真相ではと思われます。

> 朝焼けや夕焼けは、誰でも見たことがある割に、複雑な発生原理をきちんと理解できている人は、あまり多くない現象といえるでしょうか。
>
> > 夕焼けは少なくも太陽の沈む方向に
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> と誤解される方は非常に多いですが、発生原理を正しく理解できれば
>
> > 昔からそうでしたかお聞きしたいのですが。。。
>
> その通りであることも理解できるはずです。
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> 夕焼と朝焼(以下、夕焼と略)を地震の前兆ととらえる仮説がありますが、これにはかなりの無理がありそうです。なぜなら、夕焼という現象は観察地点周辺の局所的な条件だけで発生するものではないからです。夕焼が発生するためには以下の2つの条件が必要です。
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> 【条件1】観測地点から西方(朝焼なら東方)はるか数十キロ(よりもっと?)にわたって、超低空の太陽光線が大気中を横ぎって長距離通過する途中、これを遮る雲が無いことで「赤い光」が生成されること。
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> この条件を見て判る通り、「赤い光」が生成される条件が整う時間は15分前後という非常に短いものですから、日常生活の中でタイミングよく空を眺める機会のある人とない人とで、目撃頻度は違ってきます。
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> 「赤い光」がタイミングよく生成されても観測地点上空にそれを映す「スクリーン」が存在しなければ、赤い光が頭上を「素通り」してしまうため、観測地点では青空しか見えません。そこでもう一つの条件があります。
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> 【条件2】観測地点のはるか上空には「赤い光」を素通ししてしまわず、照らされて赤く光る粒子(水滴、氷晶、砂塵など)が存在すること。
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> 夕焼なら西の空、朝焼なら東の空が赤く光るはず、と勘違いされる方が少なくないですが、「スクリーン」の場所次第ですので、東西南北や真上など、あらゆる方角に見えます。
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> ※※※
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> 色合いを決める要因には
>
> ・光源の赤さ具合
> ・「スクリーン」の厚さ/薄さ具合
> ・背景の青空の色
>
> の3つがあり、これらが混ざった結果が我々の目に入ってくるため、紫〜ピンク〜オレンジ〜赤といったバリエーションとなります。
>
> 発生要因から考えると、地震前兆の「何らか」に、上に述べた2つの条件を同時に生み出せる能力があるか否か、となりますが、普通に考えてみれば、それはちょっと難しそうですね。特に条件1の方が。
>
> 気象要因で発生した、見慣れない色の夕焼や鮮やかな夕焼(ついでに言えば「禍々しい形の雲」も同様ですが)を見て胸騒ぎを覚えるのは、誰しも共通する心理的な反応ですが、それと災害とは切り離して考えるべきです。
>
> 地震予知系の掲示板では、ほぼ常時、数多くの夕焼の報告が寄せられるのを見ていますが、夕焼と地震発生の間には関連がない、と結論づけるに充分な実績がそろそろ蓄積されてきたように思いますが、いかがでしょうか?
>
> 過去いくつかの大地震の前日に夕焼が見られた事実はあるかも知れませんが、発生メカニズムからみた因果関係にかなり無理がある上に、「ハズレ」の実績がこれだけある以上、現時点で言えることは、たまたま2つの出来事が重なったため、人々の印象に残っているだけ、というのが真相ではと思われます。

ブライトさん詳細説明いただき有難うございました
大変難しいですが理解できました
朝焼けも東方向以外でも発生し見える場合があると拡大解釈できるわけですね

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  1. NO.54623 夕焼け 匿名07/01 19:18
    1. ├NO.54624 Bright-Door◆aXr/5DVWQEdE07/01 19:30
      1. └NO.54625 匿名07/01 20:00

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