地震前兆の目撃報告が集まる掲示板

月食以外では、月の明るさを変化させる要素は
・月相（月齢）
・大気の澄み⇔汚れ具合
の２つだけだが、ほぼ満月の昨夜限定の話なので後者のみ扱うことにする（月と地球の距離によって見かけの面積が変わって明るさも変わるが、単位面積当たりの明るさは変化しないので含めない）

国際宇宙ステーションなど、大気圏外から眺めた際の明るさを1.0とすると地表付近で見る月の明るさは、最も空気が澄んだ状態でも0.7程度まで減光されている（高山に登れば0.8程度まで明るくなるだろう）

満月が描く日周運動の軌道は、真冬なら南中時に天頂付近の高い位置まで登るが、真夏には低い位置までしか登らない

だから、真冬の満月は、夜中、大気の汚れの影響が最も少ない天頂付近で年間を通じた最大の明るさとなるが、それでも大気圏外から見た時の明るさの0.7程度

一方、真夏の満月は、夜中になっても大気の汚れの影響を受けやすい低い位置なので、冬の夜中よりは明るさは落ちるから、同じく大気圏外から見た時の0.3~0.5程度

> いつもより異様に明るかった
> いつも、夜空を見る習慣がありますが、昨日の月は明るすぎと思いました。

機器測定したわけではなく、記憶や印象に残った「いつも」と比較したはずだがポイントは
1)実際に明るかったのか
2)月の周辺の雲との関係で明るく錯覚されたのか
の見極めだろう

1)は上に書いた0.7よりも明るい場合を指すが、昨日の気象条件や月の高度から考えると物理的に可能性が低い
なので、何らかの条件が重なったことによる2)の可能性の方が高そうだ

ちなみに、美羽氏が目撃した際、月の周辺に雲はあっただろうか？