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神奈川県での一連の異臭について(その2)

  • NO.108793
  • 千葉のくまさんiYmFiZjIyMz-PC
  • 2020年10月18日09:42
  • 編集・削除

「14日横須賀市内で採取された空気を分析した結果、ガソリンなどに含まれるイソペンタンやペンタン、それにブタンが通常の7倍から14倍の濃度で検出された。今月12日に横浜市内で採取された空気からも同じ物質が検出された。」と報告されました。

横浜と横須賀からガソリン成分が検出されたことを事実と受け止めるなら、これらのガスの発生は自然現象ではなく人為的なものと推定できます。なぜならこれらのガソリン成分が自然発生するとは考えにくいからです。しかし、これらの成分の臭いは「ガス臭い」、「タイヤやゴムが焼ける臭い」、「焦げ臭い」、「ニンニク臭」には該当しません。前回説明しましたようにこれらの臭気は硫黄化合物に由来すると推定できますから。

東京湾沿岸の石油コンビナートから漏れた揮発性のガソリン成分が風向きで横浜や横須賀に拡散したと仮定すれば、この現象は説明できます。原油には硫黄が含まれ、かつてはこれがガソリンの燃焼で排出され都市部で環境問題となりました。そのため、石油精製工場に脱流装置が設置され石油製品から硫黄が除去されています。水素化脱硫装置は硫化水素を生成します。火力発電所では排煙脱硫装置が設置され発生した硫黄酸化物を吸収します。前回説明した様に硫黄化合物を添加している都市ガスの製造事業所も東京湾周辺にあります。工場の脱硫装置周辺ではいわゆる硫黄臭が感じられるでしょう。漏れた硫黄化合物が風に乗り拡散したのでしょうか。そうすれば、昨今の異臭騒ぎで敏感になっている住民が「硫黄臭がする」と通報し、消防署が採取し「ガソリン成分」が検出されたが説明できます。しかし、ガスの分析で硫黄化合物が検出されていないのは微量だからでしょうか、分析法の特性に因るのでしょうか。十分根拠のない推量で該当する可能性のある企業には申し訳ありません。また、無いことを願いますがガソリンを撒く愉快犯なども危惧されます。ここまでは化学の話です。

しかし、それだけでしょうか。ここからは都市伝説的な推測です。最初に異臭が報告されたのは三浦半島突端周辺ですから、これは今回の横浜・横須賀異臭とは異なる理由に因ると考えられないでしょうか。

私自身の体験として2011年3月9日に原因不明の「焦げ臭さ」を感じました。前震の起きた日です。硫黄臭ではありませんが。そして3月11日にも同じ臭いを感じました。翌12日にも。震源と遠く離れているにもかかわらず。不思議に思い、調べてみると地震の前兆現象として該当する臭いの記録が散見できました。そのような経験から地震と大気の臭いには何か関係があるように思っています。

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