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スレッド NO.708

Re: 1654群の放射が明日夕方から到達

  • NO.708
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  • 2013年01月14日18:27
  • 編集・削除
地震前兆 No.708

>>699 レイズさん
>>705 つなんないさん

それは、ミカエルさんの研究手法が科学全般に対して共通した手法をとらず、「ご都合主義」によるものだからです。

17世紀の自然哲学者であり数学者でもあったデカルトは『方法序説』で以下の原則を示しました。

 明瞭判明の規則:明らかに真理と認められたものだけを判断の基準とする。
 要素分解:解決可能な要素に分解して考察する。
 具体から抽象へ:単純なものから複雑なものへと順番に認識をすすめる。
 総合:見落としがないことを十分に確かめて、完全な列挙と再構成により全体を再構成する。

これは21世紀の現在でもなお通用する科学全般に対して共通した方法論の原則ですが「民間による地震予知の実用化」というテーマに絞れば、理論物理学者の武谷三男が提唱した「三段階論」

 現象論:個々の事象の知識を集める段階。
 実体論:少数の実験結果に対して当てはまりのよい理論を作る段階。
 本質論:統一的な視座から物事を説明する段階。

のほうがさらにイメージに合うでしょう。ミカエルさんの手法はこの「三段階論」でいえば、
「現象論と実体論で足元を固めることをせず、思いつきの本質論だけが独り歩きしている」
状況にあります。

> なぜ信用性が無いのか理解に苦しみます。

もう今は削除されてしまったようですが、ミカエルさんはつい10日ほど前、お正月のころ、
「お正月が暖かかったのは、地球が太陽に接近していたため」
というトンデモないデタラメを大真面目に書いておられました。

地球が近日点(「楕円」である地球の公転軌道が太陽に最も近くなる点)を通過したのは、毎年お正月の頃で、今年は1/2に147,098千kmの距離まで接近しました。ではクリスマス〜暮れの寒波が来た頃は太陽はもっと遠かっていたのかと言えば、12/25の距離は147,129千kmです。

つまり1.4メートル離れた場所にあるストーブが、わずか0.3ミリ近いか遠いかで暖かさが変わる、なんてことはありえないのは日常経験的にご存知でしょう?ミカエルさんは「近日点」という言葉の意味だけを理解できたつもりになって、実際にそこに数字を当てはめることをしないため、具体的にどのような影響の差がでるかを机上ででも想定してみる手間を省いていることが自明です。

私がこれまで見て来た「自称地震雲研究家」や「自称地震前兆研究家」の多くの方々の研究プロセスは、

 自分の立てた仮説に当てはまる事例だけを都合よく拾い上げる
 自分の仮説に合わない事象には目をつぶる
 仮説と定説を混同する
 統計データの誤用
 実際に起きている出来事よりも「教条」に書かれたことを正とする

といった、主観的な思い込みを積み上げるだけ、という誤った方法論で成り立っています。

こういった誤りを見抜けないタイプの方は、この先の人生で、ニセ科学を悪用したインチキ商法に騙される危険がありますので、充分お気をつけ下さい。


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