地震前兆の目撃報告が集まる掲示板

ミカエルさん

> 惑星と太陽の関係を見るかぎり太陽系の惑星は太陽の影響を受けていると思います

この一文はその通りです。ただ、その次への続け方がメチャクチャです。

> だから太陽系の範囲内に彗星がある場合なら太陽に影響があると思います

これは家の屋根に乗っているTVアンテナをどうにかいじれば、放送局のTV電波塔に何かイタズラできるはずだ、という子供の夢と全く同じレベルです。具体的に、火星軌道よりも遠い場所にある彗星の「どういった物理要素」が「どういった数値」で影響を及ぼすのか、と踏み込んで考えてみたことはありますか？

> 19時25分：259P/ギャラッド彗星が近日点を通過（周期4.5年）
> もしこの彗星が地震発生させるなら２５日の２２時３０分以降にＭ５の太陽地震発生すると思います

何度か申し上げましたが、ミカエルさんは彗星の近日点通過の意味を全く理解しておられません。論より証拠、まずはこのURLで問題の彗星の軌道と、太陽までの距離の変化の様子を確認してみてください。
http:ssd.jpl.nasa.gov/sbdb.cgi?sstr=P%2F2008+R1&orb=1

「|<」と「>|」ボタンを押して日付けを一日ずつずらしながら、画面左下の「Sun Distance: x.xxxAU（彗星から太陽までの距離）」という数字を追いかけてみてください。

1/19から1/29までの10日間はずっと1.793AUという一定の距離をキープしています。これは、太陽〜地球の平均距離の1.79倍、つまり火星軌道よりも外側で、ほとんど円運動に近い動きをしていて距離が変わらないことを意味します。これで「1月25日の19時25分」に着目することに全く意味がないことが理解できるはずです。

> 批判する方はよくも関係ないと言い切れると思います

関係ないと言い切っているのではなく、

・使い物にならない材料を使えば、意味のない結果しか出て来ない
・思い込みを取り除く、という観点から自分の研究を客観視しなければ、正しい成果は導けない

という自然科学の研究者が守るべき当然のルールを紹介しているまでです。

> 自分で前兆報告をする事ができる能力のある方にしか回答しないと言うのがわたしの方針です

小学校の学級会ではそんなルールがあったような記憶もありますが、自然科学の議論において、そのような理屈はとんでもないすり替えです。その理屈に従うと「自分の能力を過信して前兆報告ができると勘違いしている」のが一番偉い人、ということになりますね（笑）

自然科学の議論では、ある仮説を提唱する人に対して、違った角度から見ることができる人が、仮説の提唱者に対して抜けモレを教えて上げる、仮説の提唱者は教えてもらった抜けモレを埋めて次の場にのぞむ、といった行為を繰り返すことによって、より確かな成果に近づいてゆくものです。自分の抜けモレを指摘されたところで「じゃあ、あんたの仮説は何なのよ」と逆ギレするようなタイプの方は、研究者としての資質がありません。